カール・マルクス著「資本論」学習 [資本論]

雑誌「経済」11月号を買った。扉に「資本論」講読運動が世界で広がっていることが紹介されている。ドイツでは「ローザ・ルクセンブルグ財団」が毎年、1年単位の資本論講読ゼミを2006年から行なっている。イギリスではキングス・カレッジの有志グループが「資本論講読運動」を組織している。アメリカではニューヨーク市立大学のデヴィッド・ハーヴェイ教授と協力者がビデオ講義をまとめた「資本論第1巻精読」をYouTubeで公開し、各国語版字幕付きに編集する作業を行なっているとのことである。

私も最近、このデヴィッド・ハーヴェイさんのMarx's Capitalの日本語訳、「資本論入門」を買って読み始めたところである。学生時代に経済原論を志し、ゼミで資本論を読んだ記憶が蘇り、嬉しい時を過ごしている。又この「資本論入門」の解説が以前学んだことと変わらないことに安心感を覚えている。

先に「嬉しい時を過ごしている」と書いた。だが現実は、東北の大震災からの復興をどう図るのか? 又福島第一原子力発電所の事故が投げかけた様々な問題をどう解決していくのか、という問題意識抜きに読んだら単なる「訓詁学」に終わってしまう事は自覚しているつもりである。

今も元福島県議会議員のブログをみたが東京電力の誠意の無さを告発していた。こうしたことが何故おこるのか? 東電の「全面賠償」をどうしたら勝ち取れるのか? このことを常に念頭において資本論を読んで行きたい。


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