資本論 未だ序文も終わらない [資本論]
昨日、資本論の序文を読み終えると宣言しましたが、未だ終わりません。第一版序文(マルクス)、第二版後記(マルクス)、フランス語版序文および後記(マルクス)。ここまで読了しました。次は第三版へ(エンゲルス)、英語版序文(エンゲルス)、第四版へ(エンゲルス)を読み終えると、ようやく本文に取り組めます。ちなみに利用している本は大月書店の第5刷(1970年4月)で大内兵衛、細川嘉六監訳ですが、以前何度か読んだ文章に又接して懐かしい思いがします。
曰く、「私が予想している読者は、何か新しいことを学ぼうとし、したがってまた自分自身の頭で考えようとする人々なのである」 第一版序文。
第一版序文は研究の対象は資本主義的生産様式であること、 初めの価値形態に関する一節が難しく感ずるであろう事、社会構成体の発展を自然史的過程と考えるマルクスの考え方が述べられています。他にもあるけど! 先の文章は読者の覚悟を促しているようです。
第二版後記は第一版との変更点から始まり、イギリス、フランス、ドイツの歴史の不均等発展からの経済学の違いに触れると共に、批判や評判について書いてあり、これも又当時の雰囲気が感じられ興味深いものです。
そしてフランス語版序文および後記には有名な?文章があります。「学問には平坦な大道はありません。そして学問の険しい坂道をよじのぼる労苦をいとわないものだけに、その明るい頂上にたどりつく見込みがあるのです」 絶対たどりつくのではなく見込みなんですね~。 しかし又読まないことにはどうしようもない。
今日のところはこれでおしまい!!
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