2月25日 昨日は資本論講座でした! [資本論番外編]

一応記録のために 本当のカテゴリーは「体力トレーニング」なんですが!
2月21日 Run 30分  Bike 30分
2月22日 Run 30分  Bike 30分
  少しづつですが、Runが楽になってきているようです。目指せ10km 1時間 なんでございます!

 2013年度第二回目の講座です。予定では第一章第三節「価値形態または交換価値」ですから、難解さに対する恐れと期待を抱きながら、事前の予習をしていました。質問も3点ほど用意していたのです。
 当日の講義は、まず前回の復習として資本主義社会の生み出す諸問題や、その仕組みを明らかにした資本論の意義、その簡単な歴史、「抽象、捨象」という方法について、何故商品から出発するのかの説明から始まりました。以前から納得していた事とは言え、易しくポイントを押さえた講義には好感が持てました。
 しかし、時間が足りなくなるのではないかと心配したとおり、第三節については第一章・商品のなかでの位置づけの話で簡単に終わってしまいました。次の通りです。

価値形態論とは?
①商品世界からの貨幣析出の理論
②すべての商品は貨幣形態になれる仕組みがある(価値形態論)
③しかし、特定の商品だけが最終的に貨幣に絞り込まれる(交換過程論)
④なぜ価値を労働で表現出来ないか(物神性論)
形態Ⅰ 20エレのリンネル=1着の上着 左辺は価値、右辺は使用価値
形態Ⅱ 1商品=多数の商品
商品の価値対象性:社会的関係→1商品の価値を他の商品で表現する
使用価値とは使用対象、要するに物である

価値形態論をマルクスは5回書いた。
①経済学批判で
②資本論初版本文
③ 同 付録
④資本論第二版
⑤フランス語版資本論

 商品Aの価値は商品Bの使用価値で表現される
     ↓
  錯覚の発生
(1)価値関係が無くてもそう見えてくる
(2)商品Bのように使用価値が価値を表現する→使用価値から価値が発生するように見える *効用価値

見られるように、物神性論まで大づかみな講義でした。

 講義が終わり、班討論と質問の時間、私は書記としてメンバーの意見・質問をまとめ、それを発表する役をおおせつかりました。司会はSさんでした。次の通り

 感想
①価値論が一番面白い。「経済学批判」にも価値形態論がある、というのを初めて聞いた。②価値と使用価値、使用価値が曲者。③先生の意見よりも本文に沿って講義をして欲しかった。④時代を把握するものとして資本論を学びたい。⑤皆さんと一緒に資本論の山を登りたい。⑥分からないことは良い事、急かずにやれば良い。学ぶ姿勢が大事、⑦価値形態論なので無理して参加した。分かった気持ちになってきました。⑧資本論を聖書のように神格化するのは問題、マルクスは革命のために書いたのだと思う。現在の情勢分析に必要なものだ。⑨価値形態論を一回で分かったというのは傲慢でしょう。第一形態の理解が要、自分の頭で考える人、という言葉に感動しました。⑩第三節がスルーされてしまったのは残念です(これは私)

 質問
①単純労働と複雑労働の違いは何? 教育が関係しているのか?
②価値対象性は資本主義社会に独自なものか? 共同体間の交換の場合は?

回答
①単純労働と複雑労働について
 男子工場労働者:単純労働を担う。複雑労働:単純労働力を養成した労働力の支出、
 熟練職人の労働、他に婦人、子供などの補助労働がある。すべて単純労働に還元
 して考察する。
②価値形態論がスルーされたと言われましたが、次回、物神性論とともに話す予定です。
*価値対照性については回答無しだったと思う。

  今回の講義から班討論が始まりました。昨年より参加者が増え、6班編成で行なわれましたが、他の班の記録はしていません。興味のある質問は記録しておくべきでしょう。

 さて講義、質問と回答を終わって交流会へ!  参加者各人の個性が楽しく、しこたま飲んでしまった交流会でした。尚、班討論の時に、Sさんが、私がブログを書いていることをばらしてしまい、冷や汗ものでしたが、ブログ名をお知らせしました。ご意見、ご批判を頂ければ幸いですが、「あー、この程度か」と眺めてくださるだけでも良いと思っています。


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