高尾山ケーブル駅前で募金活動 [震災からの復興]

昨7日、労山東京都連盟の呼びかけによる東北大震災支援募金活動に参加してきました。昨年10月から3回目の取り組みです。この日は天気もよく薬王院へ初詣に訪れる方々、若者のグループ、家族づれ、中学や高校の陸上部など、沢山来ておりました。しかし、天気が良ければ何時もこんなに人が多いものです。数年前にミシュランの三つ星か何かに選ばれて以降、外国人も多く訪れています。

今回の募金活動参加者は20名近くになりましたが、あまりに寒いので時々交代しながら呼びかけを行ないました。素通りする人が多いものの応じて下さった方々も沢山いらっしゃいました。笑顔の交換があり気持ちの良い活動でした。「故郷ではなく避難場所でお正月を向かえざるを得ない方々が、まだ33万人もおります」との訴えは届いた事と思います。

登山者やハイカーの私たちがこのような活動をするのは異例です。私は頭の中で「どう訴えるか」を考えていきましたので、その通りに訴えました。それに皆が気づいてくれ、今回の責任者の女性が気持ちのこもった訴えをし始めたことが嬉しかったです。

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労山は勿論政治団体ではないので、原発に反対しようとか、宮城県の復興構想批判、政府批判は出来ません。しかしそれをする基盤は、やはり被災者の方々に対する思いを共にすると言うことでしょう。震災から9ヶ月が経過し、被災地から離れたところで生活している私たちはどこかで、震災の記憶を風化させていないでしょうか? 今後はそうしたことにも目を配りながら息の長い支援をしなければと思います。
それに原発のことを考えると被災者は、津波と原発の被害を直接受けた人たちだけではありません。私たち自身の問題になっていくのではと思うのです。

6歳だという哲也君が泣きべそをかいていました。聞けばお母さんとはぐれてしまったとのこと。仲間の一人が駅に走り、もう一人がスピーカーで呼びかけて貰おうと、ケーブル駅に走ります。丁度その放送が始まったときに、お母さんが駆けつけてきました。良かった、良かった。

気持ちの良い一日でした。


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コメント 3

u-ko

はじめて写真を拝見しました。
ちっともメタボではなく、スリムなので想定外。
山登りをされるのですからメタボでは登れませんよね。
ところで、コメントありがとうございました。
これからもいろいろ情報提供をお願いたします。
by u-ko (2012-01-09 09:45) 

メタボ親父

u-ko様!! 違うんです、違うんです。これは私の友人。私より少し年上ですが、山岳ガイドをやっているので鍛えているんです。残念、ほんとのこと言っちゃった!
by メタボ親父 (2012-01-10 00:35) 

メタボ親父

ところでu-koさんのブログに書いたヴォルフについての私のコメント、「知性が劣る」なんて書くんじゃなかった。実はヴォルフについてはなかなかネット上に情報がないのですが、マルクス・エンゲルス・アーカイブスという英語のサイトがありまして1876年にエンゲルスが書いたヴォルフの経歴を紹介した英文がありました。翻訳するにはとても長い文章です。当然グーグル翻訳があるのですが翻訳とは言えないものです。それでも代々の農奴の出であったこと、お母さんが教育熱心であったらしいこと、苦労して大学を出たこと、エンゲルスが言うには難しい理論も即座に理解できたこと、などが書かれていました。又教職も得ようとしつつ、闘争にも飛び込んだこと、晩年は不眠症に悩まされ非業の死を遂げたことが書かれていました。深い知性抜きにはこうした人生は歩めないでしょう。
by メタボ親父 (2012-01-10 00:55) 

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