バイオリンとフィドルの違い [演奏]

ヴァイオリンとフィドル、呼び方が違うのは何故? これを検索していたら面白い記事に出会いました。Wikipediaによるとヴァイオリンの英語読みはFiddle、ドイツ語ではFiedel。Violinはイタリア語から派生した呼び方となっています。一方、英語でもViolinが言わば正式でありFiddleは俗語となっていました。主にクラシックではViolin,俗称としてFiddleも使われるとのこと。 呼び方が違うだけで両者は同じ楽器なのでした。

呼び方の違いだけでなく、フィドルと言う呼び方は主にフォーク・ミュージック等、民族色の強い音楽で使われる呼び方のようです。次のような言い方が両者の違いを表しています。呼び方だけでなく、楽器の使われ方、演奏の仕方にも違いが現れているのがわかるでしょう。

ヴァイオリンは歌う、フィドルは踊る。
フィドルにビールをこぼしても誰も泣く者はいない。

ヴァイオリニストはヴィヴラートで音程をごまかす。
フィドラーはもともとの始めから音程が狂っている。

表板が光ってきれいなのがヴァイオリン。
松脂の粉が山のようになっているのがフィドル。

楽譜通りに正しく弾いても音楽にならないのがヴァイオリン。
楽譜を無視して弾いても音楽になるのがフィドル。

ヴァイオリンは練習したら弾けるようになる。
フィドルは練習しても思うほど弾けるようにならない。

下手なヴァイオリニストは納得される。
下手なフィドラーが袋叩きにされる。

ヴァイオリニストはそっと音を出す。
フィオドラーはいきなり突拍子もない音を出す。

ヴァイオリンの上手な人は正しい運指をマスターしている。
フィドルの上手な人は無茶苦茶な運指で正しく弾ける。
(メタボ親父、KeyEで弾くのはとても難しい)

ヴァイオリニストは演奏会が終わってから酒を飲む。
フィドラーは演奏前、演奏中、演奏後に酒を飲む。

ヴァイオリニストはとりあえず向上しようとする。
フィドラーは酒の量に比例して向上する。

ヴァイオリニストは演奏の不出来を楽器のせいにする。
フィドラーは楽器のせいにできるほど良い楽器を持っていない。

ヴァイオリニストが楽譜がないと困る。
フィドラーは楽譜があると困る。

ヴァイオリニストは演奏中、自己陶酔している。
フィドラーは演奏中、酒に酔っている。

ヴァイオリニストは演奏家である。
フィドラーは作曲家である。

ヴァイオリニストは練習を欠かさない。
フィドラーは酒を欠かさない。

等など、この面白い記事は、「Cruiskeen Lawn ヴァイオリンとフィドルの違い」からの転載でした。私も思わず笑ってしまいました。でも実際の演奏家にはこの両方を兼ね備えている方もいます。最近ファンになったばかりの、Sarah Nemtanuさんや、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのカリウさんなんかもそうした人たちではないかと? クラシックも元々は民族音楽の伝統の洗練化ですから。

神ヴァイオリニスト Sarah Nemtanuさんの演奏をお楽しみ下さい。

 

 


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青麦1号

なるほど。
by 青麦1号 (2013-05-02 13:05) 

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